WordPressで起こる500エラー!その原因と解決策
WEBサイトにアクセスすると、サイトの情報が置かれているサーバーからHTML・CSS・jsファイルなど必要な情報を転送するようリクエストします。
サーバーはリクエストされたファイルと一緒にステータスコードという処理の内容を示すものも送りますが、このステータスコードにはエラーが起きた場合、どういったエラーだったのかも分かるようになっているのです。
今回は、そのステータスコードの中から「500」について詳しく説明します。また、WordPressで起こる500エラーの特徴や解説についても分かりやすく解説します。
目次
500エラーの意味
500エラーとは主にサーバー側に原因がある場合に表示されるステータスコードで、「500 Internal Server Error」や「Internal Server Error」といった文面で表現されます。
各サーバー会社によって若干表示が異なりますが、WordPressで「データベース確立エラー」と表示されたことがある方はまさに500エラーが起きている状態です。
※ひと昔前までは、500エラーの原因を詳しく調べることが難しかったのですが、IISというMicrosoftが提供するサーバーソフト7.0以降から500エラーの詳細が特定できるようになりました。
ほとんどの場合閲覧者・アクセスした側に問題があるわけではなく、サーバー側またはサイト運営者側に問題があるということです。
WordPressで起こる500エラー
上記で説明したように、WordPressで起こる500エラーの多くがデータベースへの接続エラーになりま。その他では以下のようなこと原因で表示されます。
- 1.プラグイン
- 2.アクセス過多
- 3.キャッシュ
プラグイン
更新中サイトにアクセスすると表示されることがあります。また、プラグインそのものに問題がある場合も表示されます。
更新中に表示される500エラーは、待つだけで改善しますが、更新後に表示される場合は過去のバージョンに戻すか、プラグインそのものを停止。または削除するとほとんどのケースで改善できます。
それでも改善しないときは、更新したプラグインが他のプラグインやWordPress自体に何かしらの影響を与えてしまった可能性が高いです。その場合、手間はかかってしまいますがWordPress事態もインストールし直すなどの作業が必要になることがあります。
その他、プラグインの新バージョンとPHPバージョンに互換性の問題があることも考えらます。バージョンアップを行う前は、しっかり確認しておきましょう。
アクセス過多
サーバー会社が定めている転送量を超える負荷をかけるような行為、またはそのような状況になると500エラーが表示されます。
Xサーバー・mixhostなど、人気のサーバーであれば月間100万PVクラスのサイトでも問題ありません。しかし、300万PVに達するようなサイトであればサーバーの仕様を事前に確認し、適切なプランを選ぶようにしましょう。
また、以前アップした「サイト低速化の原因はCDNだった!利用する際の注意点と対処法」でも説明したように、サイト自体が外部から攻撃を受けるとアクセス過多になります。WordPressでサイト・ブログを運用するのであれば、セキュリティ対策を最低限行っておきましょう。
※転送量…サイトにアクセスがあった際にサーバー側から返される画像・HTML・CSS・jsファイルの合計量です。1ページのサイトボリューム大きく、アクセスの多いサイトほど1度の転送量も大きくなります。
キャッシュ
500エラーが頻発するサイト、プラグインによるキャッシュが原因となっている可能性が高いです。
おすすめ記事を表示してくれるプラグインの中に「Popular Posts」というものがあります。このプラグインはアクセス数をカウントしてくれるなど便利なプラグインではありますが、キャッシュを自動的に削除できないため、永遠にデータを蓄積しサーバー負荷をかけてしまい500エラーを引き起こします。
そのため、こういったキャッシュを自動で削除できないプラグインの利用はなるべく使わないようにするか、定期的に手動で削除するなどしサーバーに過剰な負荷がかからない注意してください。
500エラーが及ぼすサイトへの影響
500エラーを放置すると一番はじめに影響を受けるのがアクセスです。
サイトが表示されないとアナリティクスはもちろん、その他、解析ツールも機能が停止。正確なアクセス数をカウントすることができません。また、広告も当然表示されないため、エラーが起きている間の収益は無くなります。
その次に影響を受けるのが検索順位。
Googleは、サイトによって頻度は異なるものの不定期にサイトを巡回しています。しかし巡回する度にサイトが表示されない状態が続くと、サイトにアクセスする頻度は落ち最終的には巡回しなくなってしまうのです。
500エラー発生後、早々にそういった事態に繋がるわけではありませんが、いつどのタイミングで巡回してくるのか不明であるため出来るだけ早く対処したほうが良いでしょう。
解決方法
サーバー確立エラーやプラグイン更新時に起こる500エラーは、すぐに原因が可能ですが、それ以外で特定ができないときは自分の環境に問題があるのか、それともサーバー側に問題があるのかをまずは調べてみましょう。
それを確かめ方法として「Is it down? Check at Down for Everyone or Just Me」というサイトがあります。
このサイトを利用するとどちらに問題が起きているのか簡単に知ることができます。
サーバーに問題あるときは?
サーバーに問題が起きているときは、契約しているサーバー会社の障害情報をチェックし、自分のサイト情報が置いてあるサーバーに問題が起きていないか確認してください。
また、TwitterやYahooのリアルタイム検索も障害情報をいち早くしるためのツールとして非常に役に立ちます。機会があれば是非活用してみてください。
- Twitter、Yahoo利用方法
- Twitter、Yahooリアルタイム検索。どちらにも検索フォームがあります。検索フォームに「#サーバー会社名」+「障害」というワードを打ち込んでみてください。公式サイト、または同じ障害が起きている方の声を確認することができます。
WordPressに問題があるときは?
「サーバーの接続エラー」以外で500エラーが出るときは、上記で説明したようにプラグインやその他、WordPressの仕様に問題が起きている可能性があります。
また、htaccessファイルも確認しましょう。htaccessファイルはサーバーの動作に影響を与えるファイルで500エラーの要因となっていることもあります。同時に確認することをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
500エラーが、どういった原因・要因で引き起こされてるのか。そして起きてしまった場合どのように対処すればよいのか初心者の方にもなるべく分かりやすいよう説明してみました。
500エラーは、放置すると検索順位だけではなく収益にも影響をもたらします。
しかし、適切に対応することでそれらのリスクを回避することができます。はじめて見る方、見慣れてない方にとっては驚くかもしれませんが、そんなに難しいものではありません。
ただし、慌てず適切な対応ができるよう事前に知識を身に着けておきましょう。
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